介護ソフトの料金・費用はどれぐらい?
介護ソフトの料金・費用は、ソフトのタイプ(ASPかパッケージか)、事業規模やサービス形態によって様々です。
そのため料金や費用の比較は非常に難しいですが、まずは事業所のスペック(サービス形態、職員数、設置パソコン数など)から各ソフトの費用の見積りを取りましょう。
見積りが出たら、介護保険の報酬改定・制度改正の3年なり5年は同じソフトを使用する前提で毎月のランニングコストを算出して比較すると料金の比較がしやすくなります。
パッケージ型の介護ソフトの場合
一般的にパッケージ型の介護ソフトは導入時に料金を一括で支払うケースがほとんどで、その場合は毎月のコストは発生しませんが、初期導入コストが大きくなります。
一方で、長く使えば使うほど、また事業規模が大きくなればなるほど価格メリットが出てきますので、比較的規模の大きな事業所ではパッケージ型の介護ソフトを導入するケースが多くなります。
パッケージ型の介護ソフトでも分割や、リース契約も可能なものがあるため実質月額料金での利用が可能なものもあります。
なお、国保連の介護保険請求においてはインターネット回線が必要です(ISDN回線での送信方法は2018年3月で廃止)。
パッケージ型の介護ソフトの場合は、ほとんどの場合は別途介護伝送ソフトが必要ですが、中には有料オプションや代行サービスなどで伝送対応している介護ソフトもあります。
ASP型の介護ソフトの場合
ASP型の介護ソフトは初期の導入費用はかかりませんが、毎月使用料金がかかります。短期間の利用や事業規模が小さい場合、パッケージ型の介護ソフトよりも総額が安くなるので、事業の立ち上げ時で初期導入コストをなるべく抑えたいという場合はASP型の介護ソフトを導入するとよいでしょう。
例えば、小規模事業所向けのソフト
A)パッケージ型:料金30万円、年間保守料2万円
B)ASP型:月額利用料金 25,000円
で比較した場合、13ヶ月目でパッケージ型のほうが安くなります。
このように同一ソフトを長く使う予定であれば、3年、5年といった期間で料金の総額を月額換算すると比較がしやすくなります。
その他にかかる費用
パッケージ型の導入形態には1台のパソコンにインストールするスタンド・アローン式とサーバーを設置して複数のパソコンでデータ共有するクライアント・サーバー(クラサバ)式の2種類の使用形態があります。事業規模が大きくなると複数のスタッフが同時に複数のパソコンでデータ共有しながらソフトを利用していく必要が出るため、クライアント・サーバー式を導入していくことになります。その場合、サーバー用のパソコンを別途導入しなければいけません。
中規模以上の事業者が介護ソフトの導入を検討する場合は、料金だけでなく導入形態によりサーバー代などの費用も含めて比較する必要があります。
介護ソフトの選び方
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