安い介護ソフトを選ぶのが良いのか?

介護ソフトの導入に際し、価格を優先的な判断基準として検討されている方は多くいらっしゃると思います。新規で数人の従業員で介護保険事業所を開設される場合、なるべく初期投資額を押さえるため、できるだけ安い介護ソフトを導入したいと考えるのは当然です。


介護ソフトの料金は3~5年の利用を想定して比較する

介護ソフトの価格は安いソフトは月額数千円から高いソフトになると導入費用で数百万円になるものもあります。このように同じ介護ソフトなのに価格に大きな開きがあるのは、ソフトが対応している機能面の違いであったり、ソフトの販売・開発側の人的・開発コストなど様々な要因が挙げられます。

しかし注意しなければいけないのは、パッケージソフトではソフト代金を導入時に一括で支払うものが多いため初期導入費用が高額になることが多い一方、月額の利用料金は基本的には発生しないのに対し、ASPソフトでは初期導入費用を抑えられる反面、毎月利用料金の支払いが発生するということです。
なるべく安い介護ソフトを探したいと考える場合は、同じソフトをどれぐらいの期間利用するかによってトータルでかかる費用を計算し、比較することが重要です。

一括で購入するパッケージソフトは初期導入費用が高く感じますが、年間保守料を除くと長く使ってもトータルのコストは変わらないため、コストメリットがでます。一方で月額利用料金のみのASPソフトでも長く使えばパッケージソフトを購入するよりもトータルで高くなることがあります。
たとえば、ASPソフトは毎月の利用料金なので見た目は安く見えますが、3年利用することを考えると初期導入費用がかかってもパッケージソフトを購入したほうが、結果的に安くなる可能性もあります。

介護サービスでは、過去のサービスの履歴を閲覧することも多く、データを蓄積できる仕組みが必要です。そのため、一度導入したソフトを入れ替えるのにはお金かかるだけでなく、データの移行がスムーズに行かないことがあったり、非常に手間がかかる場合があります。
一般的には介護保険の報酬改定が3年に一度、制度改正が5年に一度行わるため、少なくとも3~5年は同じソフトを利用する事業所が多いようです。介護ソフト導入の際は3~5年利用することを想定して価格比較するとよいでしょう。

介護ソフトナビでは各ソフトを3年間利用した場合の1ヶ月換算の利用料金で比較できるようになっています。


トータルのコストを把握する

パッケージソフトの料金はソフト本体の料金に加え、年間の保守管理費用がかかる場合があります。またソフトを導入する事業が複数ある場合は、値引きがある場合があります。一方、ASPソフトの料金は月額の利用料金に加え、初期設定費用や年間の更新料などがかかる場合があります。
価格を比較する際は、本体料金以外の費用や導入規模による値引き額なども考慮してトータルの費用で比較しましょう。


安い理由も考える

上記のように利用期間を想定して価格を比較した場合でも、もちろん料金には差が出ます。それでは価格の差はどこから出てくるのでしょうか。安い介護ソフトは機能がものすごく劣っていて使い勝手も悪いのではないか?という意見も出てくるかもしれません。
介護ソフトメーカーが安い介護ソフトを提供できるのは、いくつかの理由が考えられます。
その理由として、

・販促費や広告宣伝費、人件費を極力押さえているため
・誰でも簡単に使えるソフトを開発することで、電話・メールのみ(訪問いらず)でサポート対応できるため
・ソフトの機能面は必要な機能のみを提供し、徹底的に無駄な機能を省いているため

などが挙げられます。
電話のサポート対応やセキュリティーへの配慮等も導入を決めるポイントになるため、安いソフトを選びたいと考えている方は、このような安く抑えられている理由も確認し、事業運営をしていく上で必要な機能やサポートが含まれているかも考えていくとよいでしょう。

例えば監査の際に提出書類を用意するにあたり、そのような書類がしっかりと作成・準備できるソフトをが欲しいなどの場合は、価格ではなく帳票類や書類がいかに充実しているか、つまり、ソフトの機能面をソフト選びの第一の基準にするかと思います。


介護ソフトを導入する目的を考える

介護ソフトを導入する目的は、介護ソフトを利用することでいかに介護保険業務を効率的にできるか?という事です。
自社が提供する介護保険サービスに対応できれば良い状況にもかかわらず、色々な機能を搭載した高額な介護ソフトを導入する事で、かえって使い方がわからないという事態に陥ってしまったり、価格重視で安いソフトを導入した結果、必要な機能が搭載されていなかったりすることがないよう、自社が提供する介護保険業務の中で、どのような機能がある介護ソフトが必要なのか?を明確にする必要があります。それからいくつかの介護ソフトの内容を確認し、選ぶ基準に優先順位をつけていきましょう。

また、介護ソフトの無料体験が利用できるのであれば是非利用したいものです。そこで介護ソフトの使い勝手を判断していきましょう。無料体験の結果、安い介護ソフトでも対応できると判断できる場合は、安心して決めることができます。

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