介護保険の報酬改定と制度改正
介護事業を展開していると、何かしらの形で話が出てくる「報酬改定」「制度改正」といったキーワード。では、そもそもどういう意味なのでしょうか?
2000年に始まった介護保険制度ですが、3年に一度介護報酬を、5年に一度介護保険制度そのものを改正することになっています。
「介護報酬」は名前からイメージできるように、介護保険サービスを提供した事業所に支払われる「料金」のことを言います。介護報酬は介護サービスの種類ごとに、サービス内容や要介護度、事業所の所在地などに応じて支払われる額が定められており、利用者の所得に応じて利用者が1~3割を負担、残りは保険者(市町村)から介護給付として事業所に支払われます。
この介護報酬が事業所の売り上げになります。つまり従業員の給与、また事業者の事業戦略に関わるため、介護業界では報酬改定の動向に注目が集まります。
介護ソフトメーカーはその「報酬改定」に合わせたソフトを、改定のたびに事業者へ提供します。なお、「制度改正」の際も「報酬改定」の時と同様に、制度改正の内容に合わせたソフトを提供してくれます。
2012年は「報酬改定」、2015年は「報酬改定」「制度改正」が行われました。さらに2018年には「報酬改定」がありましたが、介護ソフトメーカーはこのような改定の他、消費税改正や元号改正などを含めたさまざまな制度改定に対応しています。
ひとつのソフトを長く使っていきたいという場合は、制度改定にも柔軟に対応してくれる介護ソフトメーカーを選択するということも、よりよいソフト選びの基準になるでしょう。
介護ソフトと報酬改定
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